生命保険は、お金を払えばだれでも加入できるというものではありません。
加入にあたっては保険会社の審査があります。
せっかく保険の申し込みをしたのに、健康状態が理由で保険会社からお断りを受けてしまったようです。
ちょっと気持ちも落ち込みます・・。
お母さん、それは残念でしたね。
お母さんのように保険加入できなかったという人は意外に多いです。
健康状態で保険に加入できなかった人には、3つの選択肢からアドバイスしています。
- 他の保険会社で申し込む
- 引受基準緩和型保険に加入する
- 時間が経ってから再申し込みする
それでは、3つの選択肢をひとつひとつ解説しますね。
他の保険会社で申し込む
審査に落ちてしまった保険会社とは別の保険会社で、申し込みをしてみましょう。
え~、他の保険会社でも同じじゃないの?
保険会社が保険を引き受ける基準は、多少ですが異なります。
確かに、三大疾病など重い疾病ではどの保険会社からもお断りをうける可能性が高いです。
しかし例えば、
「健康診断の数値が基準より少し外れていた」
「服薬することで疾病の症状がコントロールできている状態」
などでは、保険会社によって健康状態の判断基準が異なるため、他社で加入できることもあります。
なるほど、保険会社によって基準が違うものなのね。
でもどこの保険会社がよいのか、自分では目星がつかないわ。
お母さん、そうですよね。
申込みをする保険会社を選ぶには2つ方法があります。
・複数の保険会社を扱っている保険代理店に相談してみる
・お客様専用コールセンターのある保険会社に電話で問い合わせ(相談)してみる
相談した時点で、加入できるかどうかの答えはもらえません。
それでも、ある程度の加入の目安の情報をもらえることはあります。
ひと手間かけることにはなりますが、情報を集めることで良い選択ができるかもしれません。
引受基準緩和型保険に加入する
「持病があっても入れます!」って宣伝している保険のことでしょ!
お母さん、そのとおりです。
加入時の告知項目が少なく診査基準もゆるいため、保険加入の可能性は高まります。
じゃあ、緩和型保険で決まりでいいんじゃない?
確かに、引受基準緩和型保険を選択することで悩みは早期に解決します。
しかし、加入しやすい半面のデメリットがあります。
引受基準緩和型保険の保険料は割高に設定されています。
高い保険料をずっと払っていくのはたいへんかもね。
通常の保険に入れないか当たってみて、どこも厳しいようなら引受基準緩和型保険にしようかしら。
お母さんの考え方は良い選択だと思います。
保険会社に特にこだわりがないなら、まずは通常の保険から検討することをお勧めします。
時間が経ってから再申し込みをする
保険会社に加入を断られても、時間が経ってから再申し込みすると加入ができる場合があります。
健康診査で加入できなかった保険会社に、あえてもう一度申し込んでも良いです。
え~?時間が経つと何が変わるのでしょうか?
加入を断られた保険会社にまた申し込んでもいいのですか?
保険会社が過去の病歴を判断するときには「治療歴はいつ頃でもう完治しているか」ということも重要視します。
例えば、・・
「○○という病歴がある場合、完治してから2年経っていれば加入をOKとしよう」
このような判断基準をもつ保険会社があるとします。
申し込みをした時期が病気の完治から1年半だったなら、あと半年と少し経った時期に申し込むと、保険の診査でOKになる可能性があります。
病気をしても治ってから時間が経つと、保険に加入しやすくなるということね。
すべての病気に当てはまるわけではありませんが、一過性の病気の場合は時間が経つことで加入のハードルが下がることもあります。
保障内容が気に入って加入を希望している場合、時間をおいてから同じ保険会社に再申し込みする人もいます。
再申し込みの時期は、年単位で考えておいた方が良いかもしれません。
まとめ
健康状態や症病歴のある人ほど、保険の必要性を感じると思います。
そのような人が申し込んだ保険に加入できなかった(お断りをうけた)ときには、私も一緒に残念に感じたものです。
しかし、一緒に落ち込んでいる場合ではありません。
「ならば、次の手はどうするか?」です。
必要な保障を良い条件(保険料が安い)で持てるように、試行錯誤してアドバイスを行っていました。
保険会社の診査は複雑です。
すべてのケースに対するアドバイスは難しいのですが、「次の手」の参考になればと思います。