「名前は聞いたことがあるけどどんな保険なのかよくわからない・・」ということはありませんか?
「収入保障保険」って、気になります。
どんな保険ですか?
収入保障保険は、被保険者が死亡時や高度障害状態になったときに残された家族に保険金が払われる保険です。
ぼくに万一があった時に、家族の生活をまもる保険なのですね!
「収入保障保険」は名前から推測すると、働けなくなった時に収入を補う保険のように思えてしまいますね。
働けなくなった時に生活費などの収入を保障するための保険は「就業不能保険」といいます。
「収入保障保険」と「就業不能保険」との違いは、どんな場合に誰が保険金(給付金)を受けとるのかを整理するとわかりやすいです。
収入保障保険とは
死亡保険のなかでも、遺族のための保険として選ばれることの多い収入保障保険の特徴をあげます。
収入保障保険は死亡保険金を家族が受けとる
ぼくは小さい子どものいる家族の世帯主です。
家族のために、ぼくの死亡保険は必要だと思っています。
ヒロシさんのように、自分自身に万一があった時に家族の生活をまもる保険が必要なら、収入保障保険を検討してみましょう。
収入保障保険は、家族を経済的に支えている親などが加入を検討します。
もし自分に万一(死亡や高度障害状態)があった時に、子どもが大きくなるまでなど一定期間は「自分の給料がつづくような形で」家族が毎月保険金を受け取れるようにしておくことができます。
遺族年金の上乗せのための死亡保険です
国の年金制度には「遺族年金」という制度があります。
ヒロシさんのように、会社員で小さな子どものいる人が亡くなった場合には、遺族基礎年金と遺族厚生年金が遺族に支給されます。
遺族年金は、残された家族の最低限の生活保障という役割です。
遺族年金だけでは残された家族の生活費用が足りなさそうなら、民間の生命保険を利用するという考え方になります。
夫婦の収入や、子どもの年齢でも保険の必要性は変わってきそうですね。
収入保障保険が必要かどうかは、収入のある人のお給料がなくなっても遺族の生計が毎月成り立つかどうかで考えてみてね。
収入保障保険の加入時には、死亡保険金を「月額」で設定します。
一例として、上のイラストで「赤字」になった月額が10万円であれば、その金額が保険金を考えるときの目安になります。
かけすて保険なので保険料が抑えられています
死亡保険には、「貯蓄性のある保険」と「かけすての保険(保険の終了時に戻るお金はない)」があります。
収入保障保険は、かけすての保険を合理的なしくみにした保険です。
死亡保険のなかでも、かけすてタイプの定期保険は保険金が一時金で支払われます。
収入保障保険は長年にわたり毎月保険金が支払われるしくみです。
保険会社からすると、受取人に保険金を少額ずつ支払うことで、会社にまだ残っているお金の運用ができる利点があります。
保険会社にもこのような利点があるため、保険料が比較的安く設定されているのです。
収入保障保険のしくみは、保険会社も加入者もお互いにメリットがあるということです。
そのため、加入者からすると家計にやさしい死亡保険になるのです。
保険に加入する目的が遺族の生活保障なら、収入保障保険はぴったりの保険ですね。
就業不能保険は働けない時の保障
就業不能保険は、その名のとおり働けなくなった時の保険ですよね!
ヒロシさん、そのとおりです。
就業不能保険は、まだ注目され始めたばかりの保険といえます。
共働きをする家庭が増えたことや、働く年齢も上がっていく中で就業不能の保険商品も増えています。
死亡時の遺族保障も必要だとは思うけど、働けない時の保険も気になります。
このサイト内でも、働けない時の保険について記事がありますので参考にして下さいね。
収入保障保険も就業不能保険もどちらにも備えたい
ぼくの場合、死亡時にも働けない時にも備えたいと思っています。
別々に保険を選ぶ必要がありますか?
一家の世帯主であるヒロシさんのような人なら、死亡時と就業不能時の両方に備えたいと思うかもしれませんね。
収入保障保険には、働けない時の保障が特約で選べるものもありますよ。
収入保障保険を選ぶ際に、どんな特約があるかを確認してみましょう。
また保険会社によって、どんな状況を「働けない」と定義しているかはかなり違いがありますので、しっかりと支払い事由の確認が必要です。
まとめ
「収入保障保険」と「就業不能保険」について、違いが分かりにくい保険種類を整理して確認しました。
収入保障保険は、自分の死亡時などに遺族の生活をまもる死亡保険です。
就業不能保険は、働けない時に自分の生活費用を補う保険です。
経済的に守りたい家族がいる人は、両方の保険を検討する場合が多いかもしれません。
単身者の場合は、就業不能保険をメインに考えてもいいですね。