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保険に申し込んでも審査により加入できない場合があります。審査の3つのポイントを押さえましょう

画像内のコメント「保険に申し込んでも断られる?」
チアキさん

保険に入ろうとしたら保険会社からお断りを受けたという話を聞きました。

保険って、申し込みしたら必ず加入できるというわけではないのですね。

チアキさん、そのとおりです。

「今回の加入はお断りさせていただきます」

という回答が、保険会社から返ってくることは実はよくあることです。

チアキさん

どういう場合に断られてしまうのでしょうか。

Haniko

保険会社がどこに注目して引き受けの可否を判断をしているのかを大まかに知っておきましょう。

保険会社は「人物・職業・健康状態」で判断しています

保険会社は、加入の申し込みに対して審査するポイントを設けています。

どの保険会社にも共通している基本的な審査ポイントは「人物・職業・健康状態」です。

反社会的勢力に該当する人ではないか

保険会社は、暴力団関係者などの反社会的勢力に該当する人の保険加入はきびしく制限しています。

保険会社を含む金融機関では、申し込み時に必ず本人確認をおこない、反社会的勢力に該当する人物ではないかを審査しています。

Haniko

該当している人は、保険加入はできません。

加入時の職業や収入

チアキさん

仕事の内容も保険の加入に影響あるのですか?


職種内容なども審査の対象になります。

例えば、スタントマンを職業にしている人を考えてみましょう。

一般事務の仕事をしている人よりも、大けがをしてしまう確率が高いと思われますね。

Haniko

危険と思われる仕事に従事している人が、まったく保険加入できないというわけではありません。

保険金や給付金の上限を設けられる場合が多いようです。

収入に対して支払う保険料が過大である場合も、モラルリスクを疑われ加入を認められない場合があります。

健康状態

一般の人が保険加入できないケースは、健康状態が理由になることがほとんどです。


保険加入時には「健康についての告知」や「医師の診査」が必須になり、その内容で加入の可否が判断されます。

現在の健康状態だけではなく、過去5年にさかのぼる症病歴や通院歴も関係します。

チアキさん

体調が悪い時にはときどき病院にいきます。

病院に行くと保険加入が難しくなるのでしょうか?


チアキさん、病院に行ったことだけで保険加入が難しくなるということはないですよ。

病院でいつごろどのような治療をしていた(いる)のかで判断されます。

Haniko

健康状態については気になる人も多いので、次におおまかな事例をあげます。

健康告知により加入できない具体例

治療が長期化する重い病気を患っている場合などは、保険加入が難しい場合がおおいです。

また、健康診断の結果も重視されます。

Haniko

保険加入を断られる可能性が高いケースをあげてみます。

三大疾病や精神疾患での治療がある場合

「三大疾病」といわれる病気は、 がん・心疾患・脳血管疾患です。

日本人が患いやすい病気のトップ3です。


治療の長期化もありえますし完治が難しいこともあり、持病としてある場合は保険加入はむずかしいです。

また、精神疾患についても保険の加入が厳しいのが現状です。

理由としては、精神疾患での入院期間は一般の病気よりもかなり長期化するというデータや自死の原因でもあるとされているためです。

Haniko

三大疾病や精神疾患を患っている人は、そうでない人と比べて加入後の保険金等の支払い頻度が高くなると判断され、保険会社は加入をお断りしてると思われます。

【健康告知について】

一般的には、5年以内の通院歴や服薬などを保険加入時に「告知」する必要があります。

5年以上前の病気でも、この5年以内に経過観察のため通院している場合などは告知の対象になります。

自分で「もう大丈夫」と判断せずに、告知で問われている質問には正しく答えましょう。

健康診断の結果での指摘内容

定期的に健康診断を受診している人は多いでしょう。

健康診断の結果で血液検査等の数値が基準値よりも大幅にブレている場合は、再検査や精密検査をうながされると思います。


再検査の指摘があったにもかかわらず受診をしないままでいる場合も、保険の加入は一旦断られるケースがあります。

Haniko

「再検査の結果をみて、保険を引き受けるか判断したい」という保険会社の意図です。

健康診断結果については、保険会社ごとに引き受けの基準数値(この数値までならOK)があります。

それに照らし合わせて保険を引き受けるかどうかを判断しています。

【健康診断結果について】

一般的には、過去2年間に受けた健康診断(がん検診なども含む)の結果を告知しなくてはいけません。


ふだんの健康診断で再検査や精密検査をうながす結果が出たときは、ちゃんと受診をしておきましょう。

チアキさん

保険に加入できないかもしれないなら、正直に告知するのはいやだな・・。

チアキさん、気持ちはわかります。

しかし、健康告知で求められている質問に事実を回答することは義務なのです。

正しく回答しないと、後になって保険金や給付金がもらえないだけではなく保険を途中でうち切られることにもなりますので注意しましょう。

Haniko

正しい告知をしないことを「告知義務違反」といいます。

保険に加入しても、将来保障をしてもらえない結果につながります。

【告知義務違反について】


「どうして正しい告知をしていなかったことが、後からバレるのですか?」

と質問を受けることがあります。


みなさんが保険金や給付金を請求したときに、保険会社は過去の通院歴などを調査することがあるためです。

加入時には、みなさんが自己申告した告知内容をもとに保険を引き受けています。

条件付きで保険加入ができることも

チアキさん

条件付きの保険加入って、どういうことですか?

「特定の病気」「特定の体の部位」については、保険加入後しばらくは担保しない(保障しない)という条件で、保険に加入できる場合があるということです。



子宮の治療をしたばかりの女性を例にとると、「子宮について部位不担保3年」などの『特別条件』が保険会社より提示されることあります。


保険加入後に入院や手術があっても、「加入から3年間は子宮の病気に関してだけは保障しません」ということです。

Haniko

保険会社から提示された条件を受け入れるかどうかは、加入者が自由に決めて良いです。

【特別条件について】


「特別条件を承諾」すれば、その条件で保険加入ができます。

「特別条件不承諾」なら、保険に加入しないということになります。

まとめ

せっかく気に入った保険を見つけて申し込んだのに、加入できないという結果になるとショックですね。

Haniko

あきらめなくても大丈夫ですよ!

保険に加入できなかった時の次の選択肢を3つあげます。

① 他の保険会社で申し込みをしてみる

② 引受基準緩和型保険への加入

③ 時間を空けてから再申し込みする

この3つの選択肢については、別のコンテンツで詳しくお伝えしますので参考にしてください。

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