「社会人になったんだから、保険は自分で加入しておきなさいよ!」
社会人になると、親ごさんからこのように言われる方は多いようです。
いままでは、母親がぼくの保険を管理してくれてたようです。
これからは自分で保険のことも考えたいと思いますが、何もわからないので困っています。
ケンタさん、こんにちは!
保険は学校で教えてもらうこともないので、いざ自分で考えるとなると難しいですね。
ここでは、新社会人の方にむけた保険を選ぶポイントをお話したいと思います。
親ごさんの気持ちから保険を考えてみましょう
ケンタさんはお母さんから、どのような保険に加入するように言われましたか?
特にこれとは言われてないです。
ただ、ぼくが子供の頃から大きな病気やけがをしたときのために保険をかけていたようです。
お母さんはもし子供が入院したときでも安心して療養させられ、家計の負担も軽くなるようにとケンタさんの保険を考えていたのだと思います。
お母さんがケンタさんに保険の加入を勧めたのは、「病気やけがで入院したときにケンタさんが経済的に困らないように」との思いからでしょう。
それから、保険で貯蓄もできると言われました。
ぼくの学費は保険で貯めたとも聞きています。
保険には病気やけがのリスクに備えるものだけではなく、学資金や老後資金を貯めるための保険もあります。
保険でお金を貯めるメリットのひとつは「目的をもったコツコツ貯金ができる」ことです。
「社会人になったのでしっかり貯蓄もして欲しい!」
という、お母さんの思いがありそうですね。
ケンタさんは、病気やけがでの入院に備える保険と、貯蓄タイプの保険の検討を勧められているみたいですね。
それぞれ説明していきますね。
まずは病気やけがに備える保険
病気やけがに備える保険は「医療保険」です。
入院や手術を受けたときに給付金が受け取れます。
短期間の通院治療のばあい、健康保険制度があるために医療費は月々の収入からねん出できるかと思います。
しかし、入院ともなると医療費の自己負担もふえて雑費もかかるため、まとまった金額の支出がありえます。
じゃあ、ぼくはひとまず医療保険に入っておけばいいかな?
自分の体のリスクに備える保険として、まずは医療保険から検討することで良いでしょう。
20代で重大な病気になるなんて考えられないかもしれませんが、「保険とは経済的に負担が大きくなりそうな病気に備えるものだ」という考え方をもってみてね。
貯蓄タイプの保険は継続できるかどうか
社会人になって給料をもらうようになったら、貯蓄をはじめたいと思ってました!
保険で貯蓄ができるんですか?
保険というと「リスクに備える」というイメージがあるかと思いますが、貯蓄を目的にした保険もあります。
20代向きの貯蓄タイプの保険を2つあげてみます。
へぇー!
お金が貯まるのはいいですね。
ケンタさん、ちょっと待ってくださいね。
今から保険で貯蓄をはじめる前に注意してもらいたいことがあります。
社会人になると保険の勧誘を受けることが多くなると思います。
貯蓄タイプの保険を勧められた時は、「お金が増える」という言葉にそのまま乗らずに長い期間の支払いができるかなど冷静に考えてくださいね。
どうしても何かの金融商品で貯蓄をはじめたいなら、「つみたてNISA」をスタートにしても良いと思います。
まとめ
20代の新社会人は、お金にまつわることを自分で選択するスタートラインに立ったところですね。
保険もそのひとつでしょう。
新社会人なら、保険のスタートととしては「医療保険」から考えてみることで良いと思います。
保険に加入することは自分のためだけではなく、家族の安心にもつながるものです。
また、社会人になって間もなく「貯蓄タイプの保険」に加入した人の中で、支払いがきついと早期に保険を解約されるケースがあります。
保険のばあい、早期解約は損にしかなりません。
新社会人の方へのアドバイスとしては、どのような保険であっても「継続できるか」をポイントに保険を考えてほしいと思っています。